一番最初に学んで悩んだbe動詞の使い方
皆さんが最初に中学校の授業で文法らしいことを学ぶといえば、自己紹介文の最たる例である、自分の名前が言えるようになったり、自分の出身が言える、自分の年齢さえも言えるようになるための、英語の最頻出動詞であるbe動詞の使い方を学ぶかと思います。というのも、このbe動詞、結構厄介な性質を持っていたりと、高校英語になってbe動詞って難しかったっけ?と思うことも少なくありません。be動詞の基礎に着目して英語を紐解いていきましょう。
be動詞の基礎
そもそも動詞とは主語とその後ろを繋げる役割があります。正直、主語って言ってもピンとこないので、今回は I(私は)を主語にして考えていきたいと思います。
I am Juliana. (私はジュリアナです。)
文章を見てみると、 I と Juliana の間に「am」 が入っていることが分かります。
I am beautiful (私は美しいです。)
これまた I と beautiful の間に「am」が入ってきています。
これはbe動詞が日本語訳だと「です」のパートの役割を果たしていることが見て取れますが、これではbe動詞の基礎はまだ理解しきれていません。
be動詞の前後に着目すると一文目は「Juliana(名詞)」が入っていて、二文目は「beautiful(形容詞)」がbe動詞の直後に来ていることが分かります。これらの関係は「I = Juliana」と「I = beautiful」を指しており、互いにイコール関係を結ぶ存在としてbe動詞は主に使われています。
be動詞は、主語とbe動詞直後の単語をイコール関係にする動詞
be動詞の活用形
英語には活用形というものが存在します。活用形とは「誰が」「何を」「どうした」を適切に伝えるための言語の重要な仕組みです。日本語の活用形も存在はしますが、日本語の活用形は感情を文法表現で表現する(「しない」や「しろ」など)のに対し、英語の活用形とは人称(「自分」や「彼」など)に合わせた変化をするということです。この点で言えば、動詞の意味にプラスの意味がつかないので英語のほうが考え方が楽であると思われます。しかし、be動詞は特殊で、日本語のような活用の働きをします。
私は宿題をしない。(未然形の活用形と否定の意味が付く)
I’m not genius. (私は天才ではない。) 活用が変わり、amに否定の意味が付く。
ちなみに、I am は I’m と省略されることがあります。

右の複数人が主語の時に来るbe動詞はすべて「are」となります。そのほかには主語が「I」の時は「am」になり、彼はや彼女はを現す「He/She」の時は「is」を使います。注意していただきたいのは主語が「You」の時に複数ではなくても「are」になることです。この際なので、表ごと覚えてしまいましょう。
主語が「You」の時のbe動詞「are」に気を付ける
be動詞で表現できること
現在の中学英語のbe動詞で表現できることは以下に分類されます。
My name is Taro/ I am Taro. (私は太郎です。)<名前>
I am tall. (私は背が高いです。)<特徴など>
I am from Japan (日本出身です。)<所属を表すなど>
be動詞は多岐に渡り、いろいろな表現をすることが可能です。その都度、適切な訳にすることが望ましいですが。一般的に「ある / いる / なる / です」の4つの訳に分類されます。
be動詞の否定
You are not agly. (あなたは醜くくない。)
be動詞の文を否定文にする際、「not」をbe動詞の後ろ側につけます。これにより、「not」は「agly」を否定しているため、否定文になります。決して、be動詞を not で打ち消しているとは思わないでください。
be動詞まとめ
be動詞には主語とbe動詞の後の単語をイコールで結びつける力があります。また活用形はそれほど難しくなく4種類しかありません。日常会話では良く耳にする単語たちなのですが、その働きは他の一般動詞と違ってイレギューラーです。下の記事では一般動詞とbe動詞の働きの違いについて触れています。
be動詞は前後をイコール関係で結ぶ