英語の基礎:代名詞と形容詞

日本語から英語

英語の基礎:代名詞と形容詞

英語の代名詞と形容詞の使い方は日本語と比較すると、さほど大きくは変わりません。

形容詞の働き

形容詞はあるものに特徴をつけたり、それが具体的にどのようなものかを表す働きをします。

I have a beautiful cat. (きれいな猫を飼っている。)

こちらは、a cat に beautiful がついて、a cat がどのような猫なのかをもっと具体的に説明している文章になります。この場合では、きれいな猫が数匹いる中で一匹を指している「 a 」の働きにも注目です。

I am tall. (わたしは背が高い。)

形容詞はbe動詞の後ろにつくことによって、詳しく説明することが可能です。この場合「I (私は)」=「 tall (高い)」という関係が見れます。be動詞の使い方については詳しく説明している記事があるので、そちらを参考にしてください。

このことは、形容詞の働きは後ろにある単語を説明する特徴を持っています。

形容詞は名詞の飾りである。

代名詞の働き

代名詞とはその名の通り代わりの名詞です。やたらと長い文章や、一つのことに対して、日本語では「あれ」や「それ」などを使うことがありますが、英語にも似たような類の表現があります。

Tom is tall. Tom likes soccer. Tom plays soccer everyday.

(トムは背が高い。トムはサッカーが好き。トムはサッカーを毎日する。)

この状態ですと、「トム」がくどいことが分かります。そのため英語では二重表現を避けるために代名詞を使います。「トム」の代わりの代名詞として「 He 」が挙げられます。

Tom is tall. He likes soccer. He plays soccer eveyday.

こちらの文章のように、一文目は「 Tom 」はトムですが、二文目以降は代名詞が使われます。日本語では、「 He 」の部分を言わなかったりしますが、英語では主語が必ず必要になってきます。そのため、英語の二重表現を避けることと同時に、トムが毎回言うとくどいので代名詞に置き換わっています。これが英語の代名詞の働きです。

代名詞は二重表現を避けるための名詞になっている。

いろいろな代名詞

代名詞には種類があります。その名前だけ聞いてしまうと何言ってるかわかりませんが、一度、例文でその役割を理解してしまうと、何を言っているのかが分かります。正直、英語を何年も勉強している身でも、英文法の専門用語的なものは覚えられませんし、覚えてもしょうがないので、簡単に例文を使って説明します。

I have a dog, and the dog over there is mine.

(私は犬を一匹飼っていて、あそこにいる犬は私の犬です。)

ここに出ている「 mine 」は、いろいろな代名詞の一つです。この「 mine 」は「私のもの」を指しており、小難しく言うと、所有を表しています。

He is big. Your dog is smaller than mine.

(私の犬は大きいです。あなたの犬は私のよりも小さい。)

一文目はトリッキーですが、動物の性別を男として考えます。ここでは犬を男性として考え、この文章の中の「 Your 」は「あなたの」の意味を表します。

形容詞と代名詞まとめ

形容詞は基本的に名詞の前につき、その名刺を具体的に説明する役割を果たします。高校英語では名詞の前につく形容詞他、後ろについてくる場合も存在しますが、形容詞と代名詞の基礎の範囲はここまでです。代名詞はこれらの他にたくさんあるので、後々覚えていきましょう。

形容詞は名詞の飾りつけ