中学英語は具体的に何をやった?

日本語から英語

中学英語は具体的に何をやった?

中学英語では文部科学省のカリキュラムや授業の構成上、CEFERレベルA1からB1(英検5級から3級)付近を目標に学習を進めていく形になります。中学英語の教科書はとにかく英語の文章になれることを目標にしていることが多いです。学校で扱われる教材の性格上、具体的な品詞の区別などは、少し触れる程度です。文法などの細かい文章の構成を分析するのは、高校生からのカリキュラムとなっていることが多いです。

中学英語では品詞(名詞や形容詞など)の分解が入ってくる学校があります。基本的な品詞の分解が入ってくるのは関係代名詞や分詞構文(中学ですこし扱われる範囲ではある)など、文章を構成している品詞を細かく特定する必要があるときや、その品詞の役割を知るときに使われることが、日本の中学校や高等教育では多いかと思われます。

つまり、日本の英語教育は、英語で話すことを想定したカリキュラム構成ではありません。

学び直し英語の目標

本ウェブサイトでは話すことにも重点を置いた、日本語脳から英語脳への移行を目標にしながら、中学教育で学ぶ文法を、復習するという形の構成になっています。とはいえ、中学文法では説明が足りない個所などは、高校英語で出てくる文法を対象にしたり、詳しい説明を補いながら文法を説明する箇所があります。

会話(スピーキング)のセッションでは、本ウェブサイトで構成することが限りなく不可能に近く、現実的に英語を話すことは、英語に慣れていただくしかありません。しかしながら、日本語と英語の文法システムの違いを知っている人であれば、日本語脳から英語脳への移行がスムーズであるので、スピーキングセッションは無いにしろ、少なくとも英語脳を感じて考えていただくことを重点に、このセッションは構成されています。

そのため、本ウェブサイトは、日本語と英語の違いに重点を置いた説明が多いです。文法はシステムであり、その例外もありますが、よほどのことがなければ半永久的に固定できるものなので、まずは文法を学んでいきましょう。

日本語脳から英語脳への移行

日本語と英語の文法を比較しながら、英語を紐解いていく

英語でコミュニケーションを取ることとは

独断と偏見で考えてしまうと、日本人は英語の文法に固執しすぎているという点で、意見が完全一致しているのではないかと思います。もちろん、文法をパーフェクトに話せることはとても良いことです。ですが、そう気を重くして考える必要はありません。なぜなら、文法が完璧でなくても通じる場合があるからです。私たちは英語を外国語として学んでいるのですから、ジャパングリッシュだったり、文法を間違ったって良いんです。欧米の世間一般的(特にヨーロッパ)では、バスタードランゲージ(ゴミ言語)と呼ばれたり、一方アジアでは、ユニバーサルランゲージ(誰でも知っている世界共通語)などと解釈が極端にずれていたりするもので、極論、言語なんて所詮話せればいいな程度のツールですので、そこまで文法や単語の使いかたを気にする必要はありません。もちろん、ある程度の知識が喋る前に必要になります。もっとも、プロフェッショナルレベルまで英語を学びたい方は例外です。

ですが、せっかく6年も中高等学校で学んで、一言もしゃべれないのは悔しいと思われている方や、少しでも外国人と話してみたい方、教科書なんか買っている暇ねぇし、そもそも参考書多すぎてどれ買っていい分からねぇ、なんて方にお勧めの中学英語の学び直しです。

もっとも、本サイトを訪れている皆さんは、少しでも英語の興味があるから英語を学びたいのだろうし、その興味を最大限に、新しいアプローチで、皆さんの言語の潜在能力を引き出そうと努めていきたいと思っています。

言語なんて所詮喋れればいいな程度のこと